はなのはなし

ひとりごと

台風の時期の国内乗継便の対処法。

2018年にSFC修行をしました。とにかく台風が多い年で各地に被害がありました。こんな時期にSFC修行などとは不謹慎で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。計画していた頃は6月で、台風を含んだ天候不順による欠航のことなど考えずに予約をしてしまいました。

そして、実際に予定していた便が欠航しました。

SFC修行長崎タッチ&シンガポールコース

SFC修行は国内の乗継便が効率よくポイントが貯められるので、修行では海外便と国内乗継便を組み合わせます。例えば東京とシンガポール往復に行きも帰りも東京と沖縄を組み合わせると一度に多くのポイントを獲得できます。

修行は数度行うことになるので、沖縄以外でもプレミアムポイントが多く獲得できる九州地区でどこにいくか検討しました。そして世界遺産に登録されて話題になった軍艦島へ行きたいと思い長崎とシンガポールへ行くことにしました。

2泊(機内泊1泊)4日の日程は以下です。

■1日目東京(羽田)8:15発 長崎10:10

軍艦島ツアー

長崎泊

■2日目長崎12:20発 東京(羽田)14:00

羽田と成田の空港間移動

成田17:00発 シンガポール23:15着

シンガポール

■3日目 シンガポール観光

シンガポール22:15発 羽田 翌日6:30着

機内泊

■4日目東京(羽田)8:15発 長崎10:10

長崎観光

長崎19:15発 羽田21:00

合計17,026プレミアムポイントの獲得予定でした。経費を抑えるために航空券はキャンセルできないタイプを購入しました。

台風発生したらすぐに航空会社のHPをチェックするべし!

出発の2日前から長崎を台風が直撃しそうでした。ネットをチェックしてみるとANA のホームページには

「台風25号による運行への影響について」

という見出しで、運行への影響が予想される便の一覧が掲載されていました。

そこに掲載されている便の航空券は、実際の運行に関わらず、手数料なしで、変更(振替)、および払い戻しをしてくれるとありました。

対象になっていたのは

2日目の長崎12:20発、東京(羽田)14:00着の便(国際線の乗継国内線)のみです。

1日目の東京発長崎着便は対象外でした。

4日目の東京発長崎着(国際線の乗継国内線)便と長崎発東京着便は天候による影響は無いようでした。

東京から長崎に行けたとしても、長崎から東京に戻れなければシンガポールに行けません。どうするか2つの対応法を考えていました。

①1日目2日目の羽田と長崎の往復をキャンセルして、シンガポール往復、その後の長崎往復を実行する。

②長崎に行く行程をキャンセル。シンガポールのみに行く。

でも、そもそも対象外の便はキャンセルできるかわかりません。こちらの思惑通りにできるのか問い合わせをすることにしました。

航空会社のHPで確認すると国際線の乗継の国内線のキャンセルについては電話のみの対応でした。

・国内線は6:30〜22:00の対応

・国際線は24時間の対応

となっていました。この時すでに21時を回っていました。国内線の窓口へ電話を掛けましたが混んでいて全くつながりませんでした。

ANAの国内線と国際線のシステムは連動していない!

22時を過ぎた段階で国内線の窓口は終わってしまったので、引き続き海外窓口へ電話をかけ続け、0時過ぎにアメリカのコールセンターにつながりました。

アメリカ人の担当者が対応してくれましたが、国際線乗り継ぎの国内線はキャンセルできるけど、国内線は対応できないとのこと。(1日目の東京発長崎着の便のキャンセルができないとのことでした。)国内線のことは翌朝の6:30に掛け直して欲しいとのことでしたので、国際線乗継便のキャンセルを保留にして翌朝掛けなおすことにしました。

翌朝早起きして6:30に再度国内線へ電話をしました。

ここでわかったのが、国内線と国際線はシステムが異なるので国内線の問い合わせ先では国際線の予約状況が見れないということでした。なのでキャンセルの対象になっている長崎羽田の乗継便の確認が国内窓口ではできないというのです。

ただ、対象になっている国際線乗り継ぎの国内便を予約している旨を説明して、ついては1日目の東京発長崎着便をキャンセルしたい旨をお願いすると上席に確認してくれました。結果手数料なしでキャンセルをしてくれました。

この時は1日目の長崎便は「台風の影響を受ける便」のリストにありませんでしたが、数時間後には対象になっていました。結果的には手数料なしでキャンセルできる対象便となったのですが、この朝のタイミングで無料でキャンセルしてもらえたのはとても感謝しています。そうじゃなかったらまた延々とつながらない電話をすることになっていたと思います。

この時に長崎に行くことはやめて、シンガポールだけに行くことに決めました。羽田長崎の往復便をキャンセルしたのです。国際線の乗継便の対応がわからなかったので、そこで即決しないほうがよかったのですが、あまりにも電話がつながらなかったので決めてしまいました。

国際線乗り継ぎ国内線のキャンセルは大変だった!

国際線の対応は別途電話を掛け直す必要があったのですが、朝はもう時間がありません。お昼休みに電話しました。

状況を説明すると選択肢を2つ提示されました。

①全ての便をキャンセルする。手数料はかからない。

②行きの長崎発東京着便のみキャンセルする。手数料はかからない。

私は長崎東京の往復の乗継便のキャンセルを希望したのですができなかったのです。これは想定外でした。

また、手数料無料で返金される対象の「長崎発東京便」はいくら返金されるのか質問してもわからないとのことでした。

「国際線の乗り継ぎは、とても安く設定されているためいくら返金できるかは、対象便の出発後しかわからない」そうです。

しかも、

「キャンセルの手続きは電話で受けるが、返金は対象便の出発後、再度電話で要請しなくてはお金は戻ってこない」そうです。

ちょっと驚いて

「極端な話、返金は十円ですって言われても納得するしかないの?」

と聞くと

「概算でも言えればいいのですが、言えないのです」と。

電話の担当者も困った様子でした。今回はすでに国内線の長崎往復をキャンセルしてしまっていたので、国際線の乗り継ぎは往復でキャンセルしました。片道分は返金はありませんが仕方ありません。

プレミアムポイントやマイルは実際に乗らないと貰えないとは知っていたのですが、ついでに聞いてみました。

「お金払って、乗らなかったらプレミアムポイントってつきますか?」って。

「ご搭乗を確認してから、付与されるものなのでつきません。」

あっさり言われました。わかっていたけど、聞いちゃいました。

プレミアムポイントとマイルはお金払って買えるものではないのですね。だから修行と呼ばれるほど過酷なんですね。

台風で欠航が予測されるときの注意点

台風の季節に国内線タッチ&海外修行の時に台風が 来た時の教訓は以下です。

・航空会社のHPはこまめにチェックする。

twitterをフォローしておくと情報が得やすい。

・電話は話中音の時は間髪入れずに掛け直し続ける。

・音声案内は切らずに待つほうがいい。

・国際線と国内線は連動していない。情報が共有されていないので、国際線と国内線両方に確認する必要がある。

・お金を払っても搭乗しなければプレミアムポイントは貰えない。

・台風の時期は国内タッチはなるべく控えたほうがいい。

・乗継便は無料でキャンセルできるとしても返金の金額は後日にならないとわからない。また、連絡を怠ると返金されない。

今回の判断が最善だったかはわかりませんが、どこかで足止めをされるなどのトラブルに巻き込まれることがなかっただけでも、よかったと思っています。